「関漢卿」(かんかんけい)とは、謎が多く生年月日から死んだ年、それに加えて生涯のほとんどがわかっていない「元曲」の作曲家である。残っている活躍履歴は、「13世紀に現在の北京である大都付近で活躍した」といったことのみとされている。しかし、研究は続いておりどうも医術を施しながら元曲の製作に励んでいたと考えられている。代表作品として「不伏老」などが有名であるが現在に見つかっている「雑劇」は60作品程度で、完全に脚本として成立しているのは「18種」とされている。この「関漢卿」が評価され始めたのが丁度「中華人民共和国」が成立した後に高まり始め、元曲作品「竇娥冤(とうがえん)」などが代表作品の地位へと駆け上っていった。他によく知られているのが、芸者が主人公の「救風塵(きゅうふうじん)」、関羽と魯粛の戦いを丁寧に描いた「単刀会(たんとうかい)」、寡婦の再婚を描く「望江亭(ぼうこうてい)」といったものも人気作品として有名である。