「崋山劇(かざんげき)」とは、江戸時代に藩校成章館が設置されていたところに田原市立田原中部小学校が建てられており、そこの70年以上続いている伝統的文化の学芸会で上演されている歌唱劇である。題材にしてるものは、「渡辺崋山の少年時代」である。修身教育を目的とされるこの地元の題材ということで1927年に、この「崋山劇(かざんげき)」が始まったと言われている。ちなみに、この劇には2種類のパターンが存在しているがどちらも「修身の教科書」から採られていると言われている。また、簡単に物語を説明すると少年期の崋山が知らず知らずに江戸の大名行列の前に飛び出してしまい武士らにかなり怒られてしまい挙句の果てには暴行まで受けた。そこで、「備前池田侯の若殿」を見て年代は同じにも関わらず、大きな身分の差を痛感し、学問で彼と同じ地位を作り上げ同じ立場で話せる人間になると誓って努力する物語である。しかし、崋山の少年時代に備前池田家には若君は存在しておらず、その部分に関しては創造であったと考えられる。