「リチャード三世」とは、イギリスで有名な劇作家である「ウィリアム・シェイクスピア」が製作した史劇である。もともとこのタイトルは正式なものとは異なっており、正式タイトルは「リチャード三世の悲劇」(The Tragedy of King Richard the Third)といったものになっている。また、初めて上演されたのは1591年であることもわかっている。ちなみに、この作品のタイトルロールに登場する「リチャード三世」は「残忍・豪胆」といった詭弁家であるうえ、「ウィリアム・シェイクスピア」作品の中では代表作品の「ハムレット」と並んで演じるに不問なしといった「演じ甲斐」のある作品となっている。彼の野望や夢によって他人が犠牲となり、親を失った子どもや夫を亡くした妻など殺されて涙を流す人たちを横目に「他人の不幸を感じることの出来ない壊れた心」を持った密やかなエゴイズムが劇中を駆けまわるように演じられていく。それは止まることを知らない野望で成り立つ「1つの心」である。