「サヴォイ・オペラ」とは、19世紀後半にヴィクトリア朝イングランドで誕生し成長していったコミック・オペラとして有名である。またギルバートとサリヴァンが、元祖にして最高の成功を収めた作者である。ギルバートとは、オペラ台本作家でありサリヴァンとは作曲家である。また、「サヴォイ・オペラ」のサヴォイは劇場の名からとったものであると言われている。そのサヴォイ劇場は、ギルバートとサリヴァンの作品を上演する目的のみで設置された劇場で興行主リチャード・ドイリー・カート(Richard D'Oyly Carte)が建設以来主である。後に、他の作家がつくった演劇も上演されることとなるが彼ら以外の作品は人気にならず、「サヴォイ・オペラ」という言葉はほとんど「ギルバートとサリヴァン」といった同義語になっていったのである。しかし、どちらにしても彼らが手掛けたこの「サヴォイ・オペラ」は現代のミュージカル発展・誕生に大きな影響を与えた「キー・オペラ」なのである。